WinMergeをコマンドラインから実行してレポートに残す方法

概要

Windowsのツールの1つWinMergeをコマンドで実行して差分の結果をレポートとして出力する方法。

実行方法

公式のページで確認すると

manual.winmerge.org

WinMergeU.exe leftpath rightpath

で比較ができる。
また、比較した結果をレポートとして残したい場合は

WinMergeU.exe leftpath rightpath /or reportpath

で残すことができる。

参考

qiita.com

PuTTYで踏み台サーバを経由して接続する方法

概要

PuTTYから踏み台サーバを経由してローカルフォワード、ダイナミックフォワードの設定をコマンドで接続したので備忘録。

事前知識

踏み台サーバ

目的のサーバへ接続するために一度経由するサーバ。

ローカルフォワード

接続先のサーバのIPアドレスとポート番号を指定してどのポート番号で接続するようにすること。
コマンド

putty.exe 踏み台サーバのIPアドレス -L 源ポート:接続先のIPアドレス:接続先のポート番号

ダイナミックフォワード

接続先のサーバの全ての接続先をSOCKSプロキシとして接続できるようにすること。
コマンド

putty.exe 踏み台サーバのIPアドレス -D 接続先のIPアドレス:源ポート

参考

www2.filewo.net

外積の性質について【AtCoder】

概要

atcoder.jp

上記の問題に対する解説の中で外積の性質について記述されていたので、もう少し調べてみた。

atcoder.jp

外積の公式

 \vec{a} \times \vec{b} = |\vec{a}||\vec{b}|\sin(\theta)

 \vec{a} \times \vec{b} について

 a = (a_1, a_2, a_3), b=(b_1, b_2, b_3) のとき  \vec{a} \times \vec{b} = (a_2 \times b_3 - a_3 \times b_2, a_3 \times b_1 - a_1 \times b_3, a_1 \times b_2 - a_2 \times b_1)
で表される。
ここで、概要で紹介されている問題に当てはめると、
 a = (a_1, a_2, 0), b=(b_1, b_2, 0)になるので、
 \vec{a} \times \vec{b} = a_1 \times b_2 - a_2 \times b_1 の式になる。

解説の意味

 a_1 \times b_2 - a_2 \times b_1 > 0 になるときは
0 \lt \sin(\theta) \leqq 1 のときになるので、 0^{\circ} \lt \theta \leqq 180^{\circ}
 a_1 \times b_2 - a_2 \times b_1 \leqq 0 になるときは
 -1 \leqq \sin(\theta) \leqq 0のときになるので、 180^{\circ} \leqq \theta \leqq 360^{\circ}
問題の場合、 \angle ABC 180^{\circ} より大きいか小さいか判断する必要になるので、
上記により a_1 \times b_2 - a_2 \times b_1が0より大きいか小さいか確認する必要があるということ。

warning: control reaches end of non-void function [-Wreturn-type] が出た【C++】

概要

atcoder.jp

上記の問題を解くためにc++再帰関数を書いたところ

warning: control reaches end of non-void function [-Wreturn-type]

が出た。

問題のコード

int anc(int cnt, int n){
    if(n == 1) return cnt+1;
    anc(cnt+1, a[n-1]);
}

int main() {
    int n;
    cin >> n;
    for(int i=1; i<n; i++) cin >> a[i];
    cout << anc(0, a[n-1]) << endl;
}

解決方法

タイトルのwarningの内容について調べてみると再帰関数の最後にreturnがないためにwarning が出る。
warningが出力されないように問題のコードを修正すると

int anc(int cnt, int n){
    if(n == 1) return cnt+1;
    return anc(cnt+1, a[n-1]);  // 修正箇所
}

int main() {
    int n;
    cin >> n;
    for(int i=1; i<n; i++) cin >> a[i];
    cout << anc(0, a[n-1]) << endl;
}

になる。

PowerShellにおけるcurlコマンドのHeaderオプションでエラー

概要

WindowsPowerShellcurlコマンドに--headerオプションを付けて実行したところ

PowerShell curl コマンドエラー
Invoke-WebRequest : パラメーター 'Headers' をバインドできません。
"XXX" の値を "System.String" 型から
"System.Collections.IDictionary" 型に変換できません。

というエラーが出た。

解決策

エイリアスの調査

PowerShellにおけるcurlコマンドのエイリアスを確認したところ

> Get-Alias curl

CommandType Name                      Version    Source
----------- ----                      -------    ------
Alias       curl -> Invoke-WebRequest

Invoke-WebRequestコマンドのエイリアスであることが分かった。

docs.microsoft.com

curlコマンドの--headerに代わるオプションを調べたところ-Headersオプションがあり、入力方法は

Enter a hash table or dictionary.(公式のHeaders項目から引用)

であるので、ハッシュテーブルオブジェクトで入力
Invoke-WebRequrest --Header @{xxx=yyy}で実行したところ期待通りの動きをした。

jMeterでHTTPS接続を行いたい(Mac)

概要

jMeter からHTTPS接続を行ったときの備忘録。

環境

手順

TemplatesRecordingを選択後にCreateボタンをクリック

HTTP(S) Test Script RecorderStateStartボタンをクリック

クリック後に以下のようなポップアップが出てくる

上記のポップアップの後に/apache-jmeter-5.5/bin/ApacheJMeterTemporaryRootCA.crtが生成されていることを確認
Macの場合は上記のファイルをダブルクリックしたときに証明書の追加ポップアップが表示 ポップアップの追加ボタンをクリックすれば証明書がインポートされる

lower_bound を使った解き方【C++】【AtCoder】

概要

競技プログラミングにて二分探索について勉強しているときにC++にはlower_boundという関数が用意されていた。
せっかくなので、lower_bound関数の使い方を調べてAtCoderの問題を1問解いてみた。

使い方

公式

cpprefjp.github.io

vector<int> v(n);
int value;
sort(a.begin(), a.end());
auto iter = lower_bound(v.begin(), v.end(), value);

上記のC++日本語リファレンスによるとあらかじめソートされたvectorの中から要素となる value の値以上のイテレータを戻り値として返す。
計算量は二分探索のアルゴリズムなので、  O(logN) と高速。

また、 イテレータをインデックスとして扱いたい場合には

size_t pos = distance(v.begin(), iter);

distance関数を使うことでposにどの位置で見つけたか格納することができる。

活用例

競プロ典型90問の内の1問から

atcoder.jp

問題文

ABC 競技プログラミング塾にはN個のクラスがあり、番号 i(1≤i≤N)のクラスはレーティング A_{i}の生徒を対象としています。
今、Q人の生徒がこの塾に入塾しようとしています。
番号j(1≤j≤Q)の生徒のレーティングは  B_{j}です。
各生徒は自分に合わないレベルのクラスに行くと不満になります。
各生徒について、その不満度は次のように定義されます。

・対象レーティングaと自分のレーティングbの差の絶対値、すなわち∣a−b∣

j=1,2,3,…,Qそれぞれについて、番号jの生徒の不満度として考えられる最小値を求めてください。
ただし、1人も入らないクラス、複数人から成るクラスがあっても良いものとします。

制約

1≤N≤300000
1≤Q≤300000
0≤A_{i}≤10^{9}
0≤B_{j}≤10^{9}
・入力はすべて整数

入力

N  
A_{1} A_{2} A_{3} \cdots A_{N}
Q  
B_{1}  
B_{2}  
B_{3}  
\vdots  
B_{Q}  

出力

 j=1,2,3,\cdots,Q それぞれについて、標準出力に答えを一行ずつ、総計Q行に出力してください。

入力例

4
4000 4400 5000 3200
3
3312
2992
4229

出力例

112
208
171

解法

上記の問題の解くときの考え方として

  1. B_{i}に対して配列 Aの中で一番近い数字を見つける。

  2. 制約が N Qともに300000と大きいため二分探索を使って数字を見つける。

以上、2点を踏まえてプログラムに書き起こすと下記の通り。

#include <iostream>
#include <vector>
#include <algorithm>
using namespace std;
int main()
{
    int n, q;
    cin >> n;
    vector<int> a(n);
    for(int i=0; i<n; i++) cin >> a[i];
    sort(a.begin(), a.end());
    cin >> q;
    for(int i=0; i<q; i++){
        int b;
        cin >> b;
        // 二分探索
        auto iter = lower_bound(a.begin(), a.end(), b);
        int idx = distance(a.begin(), iter);
        if(idx == 0) cout << abs(a[idx] - b) << endl;
        else cout << min(abs(a[idx] - b), abs(a[idx-1] - b)) << endl; 
    }
}

計算量も O(NlogN)となるので間に合う。